コンクール東北大会こぼれ話(作・管理人)


 9月28日(土)夜、青森市で行なわれる全日本合唱コンクール東北大会に参加するため、私は1人青森へ向かってマイカーを走らせていました。なぜ1人なのか・・・・当初は数名を乗せて午後一には着くはずだったのに・・・・なんと9月は私の勤務する会社の決算で、急遽月曜に土曜出社が決まってしまったのでした。んー、しょうがないです。
(替わりのドライバーはRッシーさんにお願いし、代表者会議もT野さんに出席してもらいました。スンマセン!)


 夕方6時20分に仕事を終え、スーツのままマイカーに乗りこみ、いざ青森へ出発。当初青森で飯でも・・・、と約束していた遠隔地団員の先輩Nックさんへ電話したところ、「なにー、まだ仙台かよ!気をつけて来いよ!」とのお言葉。しかもT野さんの情報によると、青森へ行く途中はかなり雨が降っているらしい。「これは疲れそうだな」、などと考えつつ、買ったばかりの合唱のCDを聞いてテンションを高めながらの運転となりました。


 途中秋田と青森の県境を中心に大雨が降っていましたが、パーキングで休憩を取りつつ、なんとか青森へ。青森の高速道路は広くて運転しやすいですね。結局宿泊場所のホテルサンルートについたのは夜11時でした。


 そこから1人で近くの焼肉屋にて遅い夕食。(明日に備えてスタミナをつけようと、レバ刺しまで食べてしまいました。またおなかが・・・・!)
 ホテルに帰ってエレベーターで指揮者のCさんと遭遇!見たところかなり「出来あがっている」ご様子。「明日大丈夫スか?」などと話して別れましたが本当に大丈夫なんだろうか?と一抹の不安がよぎりました。
 委員長のY野さんと国民文化祭の打ち合わせをしたあと、就寝。ぐっすり熟睡しました。 


 9月29日、いよいよ当日です。ホテルのレストラン「山石亭」のバイキングで「ガッツリ」朝食をとり、団員4人を車に乗せていざ会場へ!大学の部を聴くため、やや早めの出発です。(ただし今年は一般A部門がB部門よりあとのため、例年よりはゆっくりできました。)


 会場に着くと、高校部門、中学校部門の結果が貼られていました。やはり「安積高校男声合唱団 金賞」の文字が光ります。課題曲はPalinkaと同じ「Bushes and Briars」、自由曲はトルミスだったそうです。同じ男声合唱団としてPalinkaも頑張らねば!


 さて、いよいよ大学の部です。福島大学混声の演奏をロビーのスピーカーで聴いたあと、ホールへ。次はお目当ての東北福祉大学です。それにしてもお客さんが少ない!私が大学の頃もそうでしたが、高校や中学の部と比べ、お客さんは本当に少ないですね。もう少しなんとかならないのでしょうか。福祉大の演奏を聴いて力いっぱい拍手をしたあと、青森で以前大変お世話になり、福祉大・東北学院大キャロラーズのOB・OGでもあるA田さんご夫妻にご挨拶。そのあと大学数団体を聴いた後、練習会場へ。(T野さんがでている東北電力も聴きたかったのですが、練習に遅れてしまうので断念しました)
 それにしても自分の母校の団体がコンクールに出なくなって5年・・・、やはり寂しいものです。


 さて、練習会場の青森市文化ホールに到着。すでに当日青森入り組のO野さん、S井さんご一家が到着していました。O野さんは着くのが早過ぎて、向かいの「棟方志功記念館」まで見学してきたとのこと。草野心平の「冨士山」を題材にした版画が展示されていたそうで、「うしくのはての〜」というタダタケ作曲の男声合唱でおなじみのフレーズもあったそうです。これもひとつの偶然ってやつでしょうか?あ、そうそうN崎さんも時間通りに来ましたよ(笑)

 遅れる連絡を受けていたメンバー以外はそろい、練習開始です。アンサンブルをしましたが、これがまた音が決まらない!うーんマズイな・・・。(声をセーブしているせいもあるのでしょうが)途中、職場部門、一般Bグループに参加していたメンバーから、「今から行きます」という連絡が続々と入り、T野さん、M野くん、M橋さんが到着。フルメンバーとなりましたが、結局あまりいい音は出ず、不安を残す練習となりました。


 会場にもどり、着替えを終えて集合場所へ。遠隔地団員のNやんが「手づくり諺」の音がが不安だと言うので、2人で確認の練習をしていると、某F混声合唱団の指揮者であるT先生が「今音とりしてるの?あっちでもなんか練習してるし。」とのお言葉。良く見ると傍らでO野さんと遠隔地団員のM橋さんが「手づくり諺」の練習をしているではないか!アンサンブル練習の時間が少ない遠隔地団員にとっては貴重な練習時間なのです。ただし、数年前のPalinkaではよく見られた光景でもあります。(指揮者のCさんは以前よく「Palinkaは当日に一番練習する合唱団ですので・・・・」と言っていた。あ、今も言ってますね(笑)


 さてリハーサルです。文化会館のリハーサル室はほとんど響きませんでした。ただここにきて、みんなエンジンが掛かってきたのか、やっと男声合唱のいい音が出てきました。いい感じです。さて、本番はどうなることやら。


 本番ですが、いつものごとく、大変スリリングな演奏でした。ただし、県大会のような決定的なミスもなかったですし、自分個人としては本番が一番しっかり歌えた気がしました。ここはもう少しやれたとか、いろいろあることはありますが、「Palinkaらしい、いい音楽をする」という部分ではクリアできた演奏であったと思います。


 本番、写真撮影を終え、着替えをしていると、名誉団員のK林君が来ました。山形木曜会に参加しているとのこと。とうとうマイカーも購入したとのことで、「これからの行事でまた一緒に歌おう!」と話しをしました。その他、名誉団員のHさんより、お菓子を差し入れでいただきました。こういうのはとてもうれしいものですね!


 昼食を食べていなかったので、O野さん、E藤君、S木君と会場の隣りのラーメン屋で遅い昼食。O野さんから棟方志功記念館の「冨士山」の版画を見せていただきました。さらに2週間後の国民文化祭に向け「鳥取って砂丘以外何が名物なんだろう?」などと対策を練っていました。
 

 「そういえばみやげ買わなきゃ!」ということで、S木君と青森の観光物産館「アスパム」へ。さんざん悩んだあげくにお菓子2種類と、海産物関係のものを購入。アスパムははじめてというS木君に、「展望台登る?」と聞くと、速攻で「やめときましょう。」の返答だったので展望台には登らずにそのまま会場へ。帰りの長距離ドライブに備え、他の演奏も聞かずに休息しておりました。(他団体の出演者の方々、申し訳ありません)


 さて、閉会式。辻正行先生の講評などをいただき、審査発表です。Palinkaは結果銀賞という結果となりました。まずまずの結果ではないでしょうか。ロビーに貼り出された結果を見ると、一般部門は審査がかなり割れていました。Palinkaも審査員によって真っ二つに評価が分かれていて、まあありがちだな、と個人的には思いました。辻先生、皆川先生、堀先生に感謝といったところでしょうか。それと青森のM橋さんから、「またいい音楽やりましょう!」といっていただけたのがうれしかったですね。


 さて、ここからが大変です。青森から仙台までのロングドライブです。帰りは指揮者のCさん、委員長のY野さん、E藤君とS木君が私の車に乗って帰ることとなりました。ここで私にとって計算外の出来事が起こりました。なんと、4人が車中で「カンパーイ!」と酒を飲み始めたのです! 待てよ・・・、っていうことは、ずっと私が運転するしかないじゃないですか!しかもCさんは私が眠らないようにカフェインのドリンクを2本買ってきてるし!
 「してやられた!」と思ったときには時すでに遅く、酒盛りが始まっていました。(私はウーロン茶っスよ)


 車中では男声合唱のCDを聞きながら、コンクールの話しや男声合唱の話しで盛りあがっていました。(とくにCさんはCDの演奏を聞きながらこの曲はああだ、こうだと、エンエンとしゃべりつづけた後、いびきをかいて寝てしまいました)
 途中のパーキングで審査結果を先に帰った団員へ連絡し、返信メールも続々といただきました。
 11時半過ぎに無事仙台に到着。やはり青森は遠いですね。かなりハードスケジュールではありましたが、内容の充実したコンクール東北大会でありました。


もくじへ戻る


トップページへ戻る