国民文化祭inとっとりこぼれ話
10月12日(土)の巻
10月12日土曜日、鳥取県倉吉市にて行なわれる国民文化祭に向け、合唱団Palinkaのメンバーが出発する日です。集合は、飛行機の便の関係で16時羽田空港集合ということで、空港までは各自の足で(歩いて、という意味ではない)来ることになっていました。今回私は旅行のガイド役(早い話がチケット係)をおおせつかった関係で、他のメンバーの分の飛行機チケットも持っていたため、余裕を持って13時前の新幹線で東京へと向かうことにしました。
仙台駅では三連休に加えて、「よさこい祭り」がある日ということもあり、混雑しているだけでなく、いろいろな格好をしている人もいていつもと違う感じでしたね。
新幹線の切符を買いに行こうとしたところ、偶然団員のAさんとバッタリ!(サングラスをかけていて、風貌が全然違う感じだったので最初は誰だかわかりませんでした。スンマセン!)政宗像前で待ち合わせしていたT野さんとS井君と4人で新幹線ホームへ向かうと、「奇遇ですな!」とばかりにS木君とも合流。その後1本あとの新幹線にのるO野さんとRッシーさんも参上し、ガイド役の私としては「みんな集合時間通りに来そうだな」と少し安心しました。
ここでT野さんが突然私の写真をパチリと撮影。このあとことあるごとにT野さんは「・・・・での三郎」「〜での三郎」と同じように写真を撮っていました。「今回は三郎をテーマに写真を撮る」、と豪語していました。(「・・・の」という割に背景は入れていないのが謎でしたが・・・)
東京行きの新幹線が到着し、早めに並んだ甲斐もあってみんな座席に座れました。車内で読書と仮眠を取りながら一路東京へ。
東京駅へ到着し、在来線で浜松町へ、さらにモノレールにのり羽田空港へ向かいました。(モノレール内でもT野さんはもちろん写真撮影!お約束ですね)
羽田空港に到着し、空港内のカレーショップでかなり遅い昼食(味はまずまずといったところ、ん〜、でも高い)。待ち合わせの搭乗手続きの場所でメンバーの到着を待っていました。
大体のメンバーがそろってきたところで、私の携帯に連絡が!今回茨城県から参加のR大のK井君です。「どのあたりにいますか?」との質問に対し、「・・・番の時計のところです」と答えた1分後に、遠目に見てもなかなか体格のいい4人組が登場!指揮者のCさんから「体デカイよ」と話には聞いていましたが、実際に会うのははじめてなだけに、インパクト大でした。Palinkaの中でも長身のO野さんよりデカイんですもん!
Cさんと彼らが握手する光景は、大学の体育会のOBと現役が久々に会っているような光景に見えました(笑)。
「Palinkaってずいぶん身長が高い人が多い合唱団だと思われるんだろうな」とT野さんが言っていました(笑)
集合時間まで残りわずか、そうです、あの方が来ていません!と思っていた矢先に、N崎さんが満を事しての登場!スタイルはおなじみのジャージ&サンダル!「普段のスタイルを変えるのは良くないからね」(N崎氏・談)さすが、期待を裏切らない男です。
全員が揃ったところで、搭乗手続きをし(機械のトラブル?もありましたが)、移動しました。
移動の途中で、ジャイアンツ優勝記念グッズを売っている売店がありました。店の前でどこかで見たことがある人が・・・。ふと見ればジャイアンツファンのT野さんじゃないですか!後で聞いたら、「いや〜、松井のグッズ買っちゃったよ。」と話していました(笑)
17時45分発の鳥取行きANA299便に乗り、スポーツ新聞等を読みつつ、いざ鳥取へ。やはり飛行機は速くて疲れないのでいいですねえ。あっという間の1時間強で鳥取到着。鳥取空港からバスで倉吉駅まで移動しました。バス移動中、まわりの景色についてのアナウンスが流れたんですが、真っ暗でなにも見えませんでした(笑)
夜8時半ぐらいに倉吉駅に到着、ここであらためて正式に全員で挨拶。R大のメンバーに自己紹介をしてもらい、さてホテルへ・・・と思ったら指揮者のCさんから一言、「R大のメンバーがいるパートはホテルに着いたら、「手づくり諺」のパー練してくれ!」 「エーッ、マジスか!」(T野さんと私) 実は、該当するパートのパートリーダーはT野さんと私、E藤君なのです。
「早くメシ食わしてくれー!」という心の叫びを押さえつつ、宿泊先である倉吉タウンホテルへチェックイン。Tenor系のパート練習は私の部屋で(!)一緒に行なうことになりました。あまり練習しても疲れてしまうので、軽くテンポなどの確認をするに留めました。(Bassはどんな練習をしていたかは謎です。少なくとも私達よりは長い時間練習していたようです)
さて、パート練習も終わり、「やっとメシだー!」とばかりにO野さん、Rッシーさん、Y村さん、T野さんと5人で近くの焼肉屋へ。O野さんは「子供が生まれてから外食はかなり久々だなあ」と言っていたのが印象に残りました。やはりパパさんともなるといろいろ大変なんですねえ。食事を終え、ホテルに戻って就寝。
10月13日(日)の巻
朝6時半に起床。テレビを見ていたら、おや?なんと伊奈かっぺいがテレビに出ているではないか!よく見ると「製作 ミヤギテレビ」の番組です!まさか鳥取に来て伊奈かっぺいを見れるとは・・・・、驚きですね。(あとあとPalinkaのメンバーに聞いたら、指揮者のCさんをはじめ、何人かのメンバーもこの番組を見て同じことを思っていたそうです)
そうこうしていると、当日鳥取入りのY野さんからTEL。「朝一番の鳥取行きの便で向かいます」とのこと。Y野さんは何と前日仙台でモーツァルト・レクイエムの本番で、最終の新幹線で東京に移動と言うハードスケジュールだったんです。本当にご苦労様です。
朝食を食べにホテルのレストランへ。どうもご婦人が多いなあと思っていると、なんと福島県の某F混声合唱団の指揮者であるT先生を発見!指揮者のCさんの話だと、福島県おかあさん合唱団で国民文化祭に参加しているとのこと。3月の福島での東混との演奏会以来、ご一緒することが多いですね。(K恵さんに聞いたら、ご婦人の方々も福島県おかあさん合唱団の皆さんだったそうです。私は何かの旅行ツアーかな、などと思っていました。スンマセーン)
さて、ホテルの食事はやはりバイキング。いつもながら「ガッツリ」食べました。
ホテルをチェックアウトし、シャトルバスで会場である未来中心大ホールへ。いやー、とてもきれいで立派なホールです。国民文化祭の実行委員の方の先導で練習場所の勤労青少年ホームへ。実はこの練習場所、Palinkaが鳥取入りの時間の関係で前日練習ができないため、無理を言って押さえてもらったんです。実行委員の方々に感謝!
早速練習です。パートの音の確認、並びの確認、アンサンブル等を行ないました。と、そうこうしているうちに、Y野さんが到着。倉吉駅から貸し自転車に乗って来たとのこと。(ん〜、実に健康的!)
アンサンブルはまずまずいい感じです。それにしても今回はテナー系が人数、声量共に、充実していましたね。ということで私は「コンポジション」はBaritonへ(お約束です)。休憩中にE藤君がM田君に丁寧に「手づくり諺」の指導をしていたのが印象に残りました。さすがはパートリーダー。スバラシイ!
と、ここで神戸より当日入りのI尾さんからTELが。「まもなく会場へ到着します」とのご連絡。奥様もご一緒だそうです。これでメンバーも勢ぞろいです。
練習を終えて再び未来中心大ホールへ。それにしてもY野さんのチャリンコ姿はハマリすぎです(笑)控え室にて昼食をいただき、しばしの間自由時間。
さて、注目のグリークラブ香川さんの登場です。なんと言っても赤のブレザーがとても目立ってます。三木稔編曲の日本の曲を歌っていました。私の個人的な印象は「大人の合唱団だなあ」といった感じ。しっとりとした落ち着いた演奏を聴かせていただきました。Palinkaの団員数名でモニターにかじりつきで(笑)見ていたら、実行委員の人にモニターの位置を移動されてしまいました(笑)
少しヒマだったので、S木君と屋外ステージへ。地方の(?)歌手の方のステージを聞いたり、「やっぱり鳥取にきたら食わねばなんね!」とばかりに地域限定「梨ソフトクリーム」を食べたりしながらダラダラしていました。(N崎さんは「ウオー、ヒマだ!三郎なんか見るものねえのか!」とわけのわからないやり場のない怒りを私にぶつけていました(笑))
各人それぞれ待ち時間を過ごし、ようやく集合時間です。ここでI尾さんも合流。リハ室へ移動し発声と練習。アンサンブルはまずまずです。早めにリハを終えて着替えの控え室へ。控え室で待機中に、今回ゲストとして韓国から来ている男声合唱団、「春川(チュンチョン)男性チェンバー・クワイア」の演奏をモニターで聴きました。同じ男声合唱でもPalinkaとはまったくカラーの違う演奏でしたね。曲はオペラや韓国民謡を中心にソリスト等も交えながら歌っていました。(この演奏のときの団員Aさんのつっこみは強烈でしたね(笑))
エレクトーン、手話等を交えた京都木曜会さんの演奏がおわり、ついにPalinkaの出番です。「手づくり諺」「合唱のためのコンポジションYのT」「斎太郎節」の順に演奏しました。
「手づくり諺」を歌っていて感じたんですが、とても歌いやすいホールでしたね。天井が高く、響きが「フワッ」と客席に伝わる感じでした。「斎太郎節」のO野さんのソロも地元宮城の民謡のカラーがよく出て絶好調!
「大漁ダエー!」と曲が終わった瞬間、会場に響き渡る「ブラボーッ!!」が数名よりかかりました。これは今までほとんどないですねえ。ロビーへ歩いていくと、グリークラブ香川の方々よりさらにたくさんの拍手や「いやー、よかったよかった」といったお言葉をいただきました。なるほど、「ブラボー!」はグリークラブ香川の方たちだったんですね、んー、納得。(グリークラブ香川で「斎太郎節」のソロをされている方が、ソリストのO野さんに交歓に来られる一幕もございました)
ちょっとした交流ではありましたが、普段遠方でなかなかPalinkaの演奏を聴いていただく機会がない方々に演奏を来ていただけたことと、男声合唱を通じてこういう交歓ができたことはとてもよかったです。演奏も男声合唱の細やかな部分と、力強さの2つの面の良さを出せたのではないかな、と個人的には思いました。(民謡も、ただ単に男声合唱団が歌ったというだけではなく、「東北の」男声合唱団の演奏というカラーを少しは出せたかな、と思います。)
写真撮影をし、以前香川県よりPalinkaの演奏会に来ていただいたこともあるグリークラブ香川&Single
SingersのI上さんより感想などをいただいた後、シャトルバスにて倉吉駅へ。ここではお初にお目にかかったI尾さんの奥様にご挨拶。JRで一路本日宿泊の鳥取駅へ。鳥取駅でこの日東京行きの便で帰るO野さんとR大カルテットのメンバーと離れ、グリーンホテルモーリスホテルへチェックイン。(一部Cさん、Y野さん、Aさん等の一行は鳥取砂丘で「ゆうやけを見よう」ツアーへ向かわれました)
このホテルはよかったですね。部屋も広いし設備がきれいでした。T野さんが先日東京のとあるビジネスホテルに泊まったそうで、「いやー、比較にならないぐらい違う」といっていました。
「鳥取には街中に温泉がある」という話しを聞き、、演奏の疲れを癒すべく(一部、打ち上げのビールをおいしく飲むためという説もあり)、M神さん、M田さん、T野さん他数名で温泉へ。演奏後に温泉で汗を流し、その後打ち上げで飲む、というベストプランです。この温泉は、温泉が銭湯になっているというような雰囲気のところでした。なかなかいいお湯でよかったですね。そして風呂上りには「お約束の」牛乳を(腰に手を当てて?)飲みました。(T野さんは打ち上げのビールまで我慢するかまじめに悩んでました)
いったんホテルへ戻り、いざ打ち上げへ!
打ち上げに向かう途中、Cさんと話していると、鳥取砂丘を見たことで影響されたらしく、タダタケの「海に寄せる歌」をやりたい、と熱く語っておられました。(たぶん次回の練習では忘れてるんだろうなあ(笑))
打ち上げは盛りあがりましたね。今回の演奏について話しながらお酒や料理を食べ、とても楽しい飲み会となりました。話題は今後の予定である、「男の合唱祭りinみやぎ」「アンサンブルコンテスト」のレパ等にまで及んでいました。途中グリークラブ香川のI上さんにもご参加していただきました。Cさん、Aさん達と男声合唱談義に花を咲かせていたようです。後半約2名(私とT野さん)がヨッパライ漫才状態となり、話題に上った男声合唱曲を次々にわめいていた(笑)ことに関しましては、この場をお借りして深くおわび申し上げます(笑)
ホテルに戻り就寝。明日は鳥取砂丘だ!
10月14日(月)(最終日)の巻
朝7時に起床し、朝食へ。朝食はやはりバイキングスタイルです。なかなかメニューが豊富でした。(カレーライスまであった)また例のごとく食べたいものを、適当に皿に盛っていくと、ん?よく見るとご飯にスパゲティにやきそば等々・・・・。ご一緒したAさんから「炭水化物ばかりじゃねえか!」と厳しいつっこみを入れられてしまいました(笑)が、いつものごとく「ガッツリ」いただきました(少しは我慢が必要ですね)
さて、鳥取砂丘観光組は8時半ロビー集合です。フロントに荷物を預け、出発。メンバーはM神さん、M田さん、Rッシーさん、T野さん、E藤君、S木君と私の7人です。鳥取駅からバスに乗り、今回の観光のメインである砂丘へ!(鳥取にも仙台で言う「る〜ぷる仙台」のような観光用のバスもありました)
砂丘に到着し、長い坂を登ってリフト乗り場へ。リフトに乗っているとすかさず前のリフトに乗っていたT野さんが「シャッターチャンス!」とばかりに後ろを向いてパチリ。ここまでやればたいしたものです(笑)
広大な砂丘を歩いていきましたが、ホテルのパンフレットに「砂丘に行ったら必ず1度は裸足で歩いてみるべし!」と書かれていたのを思い出し、途中から裸足で歩いていきました。砂が細かくて心地よいですねえ。だんだんきつくなってくる坂を登り、頂上(と言うのでしょうか?)へ。(T野さんはさらにキツイ角度の方を1人で登っていました)上からは広大な日本海を見ることが出来ました。ここでもちろん記念撮影。E藤くんが渋いポーズで日本海を眺めていたのが印象的でした(笑)
砂丘の坂を下りてくると、ラクダと記念撮影ができるところへ来ました。500円で(自分のカメラで)撮影ができるんです。ここでは我らがRッシーさんが写真撮影へ。アラビアの民族衣装のカブリモノまでしてパチリ。今回のベストショットはこれですね!
砂丘から駅方面への待ち時間で一服&おみやげ屋へ。ここではあまり気に入ったものがなかったので、バスで鳥取駅近くで降り、物産館へ。おみやげを買ったあと、ホテルで荷物を取り、空港へ向かいました。
空港でメンバーにチケットを渡してようやくチケット管理から解放。(ヤッター!)。13時15分発ANA298便で羽田へ。空港まででとりあえず合唱団Palinkaとしては解散、あとは自由行動です。大きな事故も起こることなく無事終わり、ガイド役としてはやれやれ、といったところです。東京でラーメンを食べて、新幹線で仙台へ無事到着。(三連休の最終日ということもあり東京駅は大混雑でした。)当初は観光はあまり出来そうにないと思っていたんですが、鳥取観光まで満喫できた国民文化祭でありました。
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